薬草-ショウガ-
ショウガ(学名:Zingiber officinale)
サンスクリット語ではシュンティと言います。
生ショウガと乾燥ショウガ(熱を加えたショウガ)があり
用途によって使い分けをします。
(ショウガは熱を加えると中の成分が変化するためです。)
乾燥ショウガ(熱を加えたショウガ)のほうが
熱性・乾性・辛味が増し、
効果が鋭くなります。
-日常での使い方-
●生ショウガ
→ジンゲロールが多い/殺菌作用・発汗作用
・薬味として(生ものを食べる時に)
・搾り汁を飲む
→酔い止め、お腹を壊した時、風邪の引き始め、咳がでる時
・つわりには「生しょうが+蜂蜜」を少量なめる
●乾燥ショウガ(熱を加えたショウガ)
→ショウガオールが多い/温める効果・刺激興奮作用
冷えを改善したい場合は
炒め物や煮物、蒸し物など熱を加える料理に入れます。
スライスや千切りにしたショウガをいれても良いですし、
ドライジンジャー(スパイスとして販売されています)
を入れても良いです。
熱い飲み物に入れるのもオススメです。
ちなみに私はチャイを作る時、
ショウガのスライスを大量に入れます。
ココアや紅茶に加えても美味しく、
寒い冬にはピッタリです。
消化不良や体のだるさを感じる時、
無気力な時、頭が働かない時にも
食事や飲み物でこまめにショウガを摂って
弱ったピッタを活性化しましょう。
●こちらも併せてお読みください
***********************************************
ショウガには
アグニ(消化力)を強くする効果があり、
食前に少量の岩塩にショウガを加えたものを頂くと
消化促進にも役立ちます。
また昔から鎮痛剤としても使用されてきました。
頭痛の際には「ショウガ・にんにく・酢」を混ぜてペースト状にし、
おでこに塗ります。
※肌への刺激が強いです。肌が弱い方は控えてください。
※すごい匂いがします(笑
(注意)
●ピッタが多い状態にある方はショウガの摂取を控えてください。
(例)皮膚病、胃腸炎のある方
●ショウガを摂取することによって
火照り・胃痛・胃のむかつき、イライラ、
炎症や出血傾向(経血増加など)が見られた場合には
摂取するのを控えてください。
●妊婦さんが大量に摂取することもNGです。