心身を健康に保つ-②舌磨き-
舌には舌苔(読み:ぜったい、苔のような汚れ)がつきます。
-舌苔は、舌に付着する白い苔状のもの。 舌の上皮が伸びたものに細菌や食べカス、粘膜の-カスが付着したもののこと。( Wikipediaより) ‐
舌苔がこびりついたままになっていると
細菌が繁殖して口腔内の病気を引き起こしたり、
嫌な臭いの原因にもなります。
アーユルヴェーダでは舌苔を取り除くことは健康法の一つ。
「舌苔は呼吸器障害の原因にもとなり、不快な臭いを生じるので、舌をこすって清潔にすべきである」と説いています。
-やり方-
・舌をこする器具(タングスクレーパー)を使い、優しく舌苔を除去します。
・専用器具がない場合には大スプーンで代用します。写真のようにスプーンのくぼんだ方を下に向けて舌に押し当て優しく舌苔をこそげとります。

-ポイント-
・朝起きてすぐに行うのがベストです。
・タングスクレーパーの素材は金、銀、銅、スズ、真鍮で作られたものが良く、湾曲していて舌当たりの良いものが適切です。販売されている製品は銅製のものが多いかと思いますので、ご興味のある方はお試しください。
・舌を強くこすったり歯ブラシで磨くのはNG。舌苔だけを除去することが目的なので、細胞を傷つけないように優しい力で行います。
舌苔には、自分の体調が現れます。
例えば食べ過ぎ、飲み過ぎた時。
翌朝の舌苔はねばねばしていたり量が多かったり嫌な臭いがします。
体調がすぐれない時にも舌苔の量が増えます。
寝ている間に口呼吸になっている人や、
ストレスで免疫力が低下しているときにも舌苔が多くなります。
疾病予防だけではなく
体調や生活習慣を振り返るバロメーターにもなります。
舌磨きをぜひ毎日の習慣に取り入れてみてください。