オイルは何でも使えます
アーユルヴェーダではセサミオイルを日常のお手入れに多用します。
ココナッツオイル、ひまし油(カスターオイル)、からし油(マスタードオイル)なども割とポピュラーです。
今はオリーブオイル、ホホバオイル、アルガンオイル等も多く出回っていますね。
日本では古くから椿油も使用されてきました。
私がお客様にオイルについて質問されたときには
手に入りやすく、また、敏感肌でも使いやすいので
セサミオイル・ココナッツオイル辺りをおすすめさせていただくことが多いです。
植物油ではありませんがギー(牛のミルクから作る)も使用する部位によってはとても有用です。
アーユルヴェーダの世界では、
点鼻用の薬草オイルがあります。
副鼻腔炎や頭痛などの治療に用いられるものです。
鼻の粘膜を強くするので鼻炎にも良いとされ、また、鼻は脳に近いので脳に対しても作用するとも言われています。
「ネトラパルタナ」と言って、目をギーで満たす施術方法もあります。
こちらは目の疲労回復、視力回復、白目を白くする、眼病予防などに良いと言われています。
(施術後しばらく視界が曇ってしまい危険なので、サロンでは施術していません)
膣に対してもオイルが使用されます。
妊婦さんにはオイルを満たしたガーゼを膣にあててもらい皮膚を強く滑らかにすることで、出産時の会陰切開を出来るだけしない、あるいは傷の治りを早める効果があるとされています。
またオイルは膣の潤いを保ち皮膚を滑らかにするので、更年期から閉経後の膣の渇きが和らぐと言われています。
オイルうがいも有名ですね。
スプーン一杯程度のオイルを口の中に入れ、5分ほど置いておく。(その後はティッシュに捨ててください)
口腔内を健康に保ち、また、脳を若く保つ効果があるとされています。
耳のケアにもオイルを使用します。
横になって耳の穴をオイルで満たす施術方法です。
耳を健康に若く保つとされています。(やり方に注意が必要なのでアーユルヴェーダ医の指導の下で行うのがベストです。)
オイルは…
頭皮、髪はもちろん全身の皮膚のケアに使用していただけます。
口に入っても安全です。
ペットや赤ちゃんが舐めてしまっても害はありません。
オイルはどうしても「ベタつく」というデメリットがあるので使用するのにためらいがあるかもしれません。
しかし「自分の好みの種類・使用量・方法」さえ見つけていただければ、こんなに万能なケア用品はないんじゃないかと思います。
乾燥が厳しくなる季節です。
保湿には最適な「オイル」を、ぜひ日常のお手入れに取り入れてもらえると嬉しいです。
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